しごとのできない芸術家

発達障害グレー 葛藤 不甲斐ない 甘いと思われる生きづらさ

理不尽な店長たち

わたしがまだ20歳くらいの頃。

デザインへの就職はできず、服が好きだったのでやむおえず服屋のバイトを始めることにした。

イオンモールのテナントで忙しくなさそうなアメカジの店だったので応募してみた。

フードコートで面接をした。
デザイン学校卒だったため、
「POPとかポスターとか作れるんだ?」
とか聞かれ
当時アメリカンなものにハマっていたわたしはアメリカンな印刷物が作れるんだとワクワクした。

採用となったため働くように。

店長は当時23歳の男。←威圧感ハンパない。チャラい。
副店長は24歳の男。← 一見優しそう…でも。
社保つきバイトさん25歳の女。←可愛くて優しくて。

副店長が教育係になった。

最初はみんな良い人そうだし、頑張るぞとやる気十分。

ただこのお店、売り上げが予想以上にやばかった。

朝、店長は前日の売り上げを報告するんだけど、
「客数…1。売上…1。」と。
わたしは最初???だった。1って?

1人しか買ってなくて四捨五入で1万のお買い上げだと。

土日で多くて客数10とかだった。
ひどいなぁこの店。

…なので時間ができると教育係はロープレしようかーと、副店長がお客様役になる。
この店のスタイルはグイグイいく接客。
ファーストアプローチからサードアプローチで→お買い上げを目指すという感じ。

正直嫌だった。
グイグイ来られるのは苦手だし、購買意欲が削がれる場合があるから。

でもすぐ声がけしないと怒られる。

しかし、わたしは販売の能力に長けていたみたいで。
運がいいだけかもだけど。
基本2人体制で1人が休憩に行くと1人になる。
なぜかわたしが1人の時は売れるという不思議。

休憩から戻ってきた副店長。売上を一応確認。
「あれ?…え…すごいね。」


客数が増えた。


日曜夜のまったく売れない時間帯。
店長とバイトさんは2人で他店に売上を聞きに店を離れた。

わたしは1人。男性40代のお客様来店。
ワークパンツを見ている。
試着を勧めたら買うらしく裾上げを頼まれた。
わたしはまだミシンが使えないので○分後にまた来てくださいとお願いした。

戻ってきた店長たちびっくり。

こんなことばっかりだった。

しかし店長には嫌われてしまってギクシャクし始めた。

質問すれば舌打ち。質問しづらくなった。
お客様が割引のDMをレジで提示してきたので店長に聞きに行くと舌打ち。
慣れた人にしか分からないような略したもの言いでイライラしながら「○○だよ!○○だって!」

割引教わってないし分からないですと伝えられるとチッと。
しかもレジに行ってお客様の前でもなぜか舌打ちをした。お客様ドン引き。


店長と副店長と3人のシフト時は最悪で2人でケラケラと悪口を言っている。

基本店長は副店長を通してわたしに言いたいことを伝える。そしてわたしが言ったことを副店長は店長に伝える。
イライラ怒りだす店長。

わたしがハッキリ言うタイプなので相性が悪い。


ある日、副店長がDMの下に店名をデザインしたのを作ってほしいと店長の指示で伝えてきた。
ついにデザインの仕事だーと嬉しかったので喜んでやると言った。

ただ店名ロゴを勝手にデザインして配るってどうなんだろうと疑問には思った。
ロゴはトレースさえしてはいけないと学校で習ったし。

ハガキを50枚程渡された。

副店長「どのくらいで作れそう?」
わたし「1週間もあれば」
副「そんなスグできるんだ!すごいね」

わ「いつやればいいですか?」
副「…帰ってからとか出勤前とかかなー」
わ「…ん?…家でやるんですか?」
副「店ではちょっとねぇ」

わ「時給とかどうなるんですか?」
副「家ではお金はだせないだろうけど」

わ「……そもそもそんな時間ないんですけど」
副「そう?…んーどうしようね」

わ「印刷するのもタダじゃないんですけど…」
副「あー……そうなの。一回店長に聞いてみるね」

後日

店長「…あのさぁ…面接でPOPとか作れるって聞いたから雇ったんだけど?…雇った意味ねーじゃん。とりあえず家でやってきてほしい。」と。

作って副店長に渡すと
副「すっごいね!こんなの作れるんだ!」

店長からお礼もなにもなかった。
ひどいやつだなと思った。やりがい搾取だなと思った。

しばらくすると本部から
「勝手に店名などをオリジナルで作成したものを配っている店舗がある。」とお怒りメールが。
うちのことだと思った。
ほれきたと思った。

店長はいつもトイレと言い放ち30分は戻らない。
タバコを吸ってるんだとか。しかもお客様用喫煙所で。
あきれる。
きっと店長もわたしと2人きりは気まずいのだろう。

店長の服を畳む時にももに叩きつける音がまた威圧的。
バン!といちいち。空気を抜く畳み方だとか。
お客さんの前でもバンバン叩きつける。
乱れてもいない服を。
もちろんいなくなる。

なぜ分からないのか。
店長のせいで客が寄りつかないことに。

嫌いが伝染したのか副店長は体育会系のノリで声が他店にも聞こえるくらいに大きくとか、なんでできないの、まじめじゃないよね、と。
自分の思い通りのスタッフにならない私にイライラしてた。

タモリさんが"声が大きいから頑張ってるっていうのは違う"とテレビで言っていて尊敬した。

わたしは耐えられなくなってきて辞めてしまった。
辞めたい理由を正直に話すとまた悪口でギクシャクするので勝ち誇ったかのように就職が決まったと嘘をついた。

店長「就職していいなんて言ってないしバイトの募集も今してないんだよ?なんなの?」と。

相変わらずイライラしてます店長。

わたしが辞めた3ヶ月後に閉店となりました。
店長はもう店長ではなくなるのでしょう。

あんな服の畳み方をしてる店は未だに見たことありません。

セルフレジ

いっぺんに2つのことをするのは苦手です。


例えば、久々に会う方との休日ランチ。

話したいことがたくさんある。

とまらない。

しゃべったら食べられないし食べたらしゃべること聞くことに集中できない。少しずつ会話の合間に食べるので進まない。


まだそれしか食べてないの?となりますね。


まぁこれはいいです。お休みのだらだらタイムですし。


最近気づいたのがイオンのセルフレジ。

あれってなぜピッの後に同時進行で袋詰めしなければならないのでしょう。

ルフレジが昔から苦手で。

でもその理由が分からなかった。


気づいたのですが、2つのことを同時にするという作業。

これがダメだったのです。


レジパートさんみたく

カゴ→ピッ→カゴ

ならいいのに。


袋詰めはいつも通り袋詰めの机の上でマイペースにつめていきたい。


後ろで待たれてるとか、しかもセルフレジパートさんに見られながらとか、疲れる。


セルフだからって値段が安くなるわけでもないし。

わたしは混んでいてもプロの方にお願いしたいです。


どうやら

どうやら、わたしという人間は発達障害だったのだ。

 

最近よくきく大人の発達障害

 

自分のおかしさに薄々気づきはじめたのは小学2年生の頃かな。

勉強が苦手だからだけの理由だと思っていた。

 

話についていけない。

聞いてすぐ忘れる。

質問の意図がつかめずうまく答えられない。

自分の何が分からないのかが分からない。

 

とりあえず頭の悪い子。

得意なのは絵を描くことだった。

 

その時まではいい。学生の頃は。

 

就活は失敗した。

デザイナーにはなれなかった。

上には上がいる。上にはなれなかった。

フリーターになった。

 

フリーターの限界は25歳までだとなんとなく思っていた。ずっと親の扶養内でいられるはずもない。

なので早く結婚するしか自分の居場所はないと思った。20歳で彼氏を作るために行動し始めた。

22でいい人に巡り会えた。

バカでも許されるのは若いうちだけ。

私には笑顔を褒められるくらいしか取り柄がなかったので若さしかないと。

 

バリバリ働けるタイプではない。

扶養内でいっぱいいっぱいな自分。

情けないけど、厳しい。

わたしには所詮立ち仕事しか働く場所はないのだから。

 

情けないが結婚して扶養内でバイトをする。

これが理想だった。

 

相手はすごく優しい穏やかな人で頭もよくて顔もタイプ。

お互い一目惚れで結婚までトントン拍子だった。

 

25歳でめでたくフリーターを卒業。

これからはパート主婦という肩書きだ。

 

デザイナーになれた友達がうらやましくてしょうがないけど、しょうがない。

 

今の時代は共働き共働きと当たり前に強要する時代。

社員になれない人はどうしたらいいのか。

 

みんなが社員にはなれない。

 

画家には一握りしか成功できないよと聞かされ、小学生の頃のわたしはその一握りに入れると思っていた。

 

どうやったら成功できるのか、主婦だけではダメな今の時代、わたしは今後どうしたら誇らしく生きることができるのだろう。