しごとのできない芸術家

発達障害グレー 葛藤 不甲斐ない 甘いと思われる生きづらさ

どうやら

どうやら、わたしという人間は発達障害だったのだ。

 

最近よくきく大人の発達障害

 

自分のおかしさに薄々気づきはじめたのは小学2年生の頃かな。

勉強が苦手だからだけの理由だと思っていた。

 

話についていけない。

聞いてすぐ忘れる。

質問の意図がつかめずうまく答えられない。

自分の何が分からないのかが分からない。

 

とりあえず頭の悪い子。

得意なのは絵を描くことだった。

 

その時まではいい。学生の頃は。

 

就活は失敗した。

デザイナーにはなれなかった。

上には上がいる。上にはなれなかった。

フリーターになった。

 

フリーターの限界は25歳までだとなんとなく思っていた。ずっと親の扶養内でいられるはずもない。

なので早く結婚するしか自分の居場所はないと思った。20歳で彼氏を作るために行動し始めた。

22でいい人に巡り会えた。

バカでも許されるのは若いうちだけ。

私には笑顔を褒められるくらいしか取り柄がなかったので若さしかないと。

 

バリバリ働けるタイプではない。

扶養内でいっぱいいっぱいな自分。

情けないけど、厳しい。

わたしには所詮立ち仕事しか働く場所はないのだから。

 

情けないが結婚して扶養内でバイトをする。

これが理想だった。

 

相手はすごく優しい穏やかな人で頭もよくて顔もタイプ。

お互い一目惚れで結婚までトントン拍子だった。

 

25歳でめでたくフリーターを卒業。

これからはパート主婦という肩書きだ。

 

デザイナーになれた友達がうらやましくてしょうがないけど、しょうがない。

 

今の時代は共働き共働きと当たり前に強要する時代。

社員になれない人はどうしたらいいのか。

 

みんなが社員にはなれない。

 

画家には一握りしか成功できないよと聞かされ、小学生の頃のわたしはその一握りに入れると思っていた。

 

どうやったら成功できるのか、主婦だけではダメな今の時代、わたしは今後どうしたら誇らしく生きることができるのだろう。